Temporary Foundation

《法と星座:Turn Coat / Turn Court》はTemporary Foundationという仮設の共同体へと向けた装置である。そこには住所・氏名・国籍を所有する「作者名」は無く、非人称のままである。そして、この装置は法廷・テニスコート・監獄という3つのMODELと横浜トライアルと呼ばれる5つのCASEから構成される。今回のTemporary Foundationでは、林剛+中塚裕子が1983〜85年に京都アンデパンダン展で発表した「Court」シリーズにおける「視ること・話すこと」の位相を変え、「身体・領土・健康・安全」へと再配置を試みる。それらは結びつくことなく、歴史の外部と此所の間で漂流しつづける。

ヨコハマトリエンナーレ2014